一日木の上で過ごす私たちの進化上の親戚、サルには、腰痛はほとんどありません。では、なぜヒトだけ、腰痛肩こりになってしまうのでしょうか。
それはヒトが二足歩行を始めたからなのです。
二足歩行で頭の重さを首、背骨、腰で支えなくてはならなくなりました。
加えて、空いた手で道具を作り、脳をどんどん大きくしていきました。
この2点でヒトは大きく重たくなった頭を二足歩行で支えるという、少しでもバランスを崩してしまうと脊椎の筋肉に大きな負担をかけてしまうというリスクをしょってしまったのです。
文明という脳の巨大化から得られた便利さと引き換えに、腰痛、肩こりというリスクも同時に背負ってしまったのです。
進化の歴史でヒトは腰痛、肩こりとは長年付き合っていかなくなりましたが、少しでも症状を軽減させる方法が姿勢改善にあるのです。